今は、暑い中、運動会に向けて汗をかきながら、園庭で、リレーのバトンタッチをしたり、縄跳びをしている姿を目にします。その後のプールや水遊びは格別なようで、歓声が飛び交い、私は、のびのびとした子ども達の元気な声に…暑さになんか負けてられない、とパワーをもらっています。
今月の聖句は「主において常に喜びなさい。」フィリピの信徒への手紙4章4節です。
この手紙は「喜びの手紙」と言われ、筆者パウロはユダヤ教徒からキリスト教に回心し多くの人々にイエスの教えを伝えたことで、投獄され皇帝ネロに処刑されて殉教しました。その獄中で書いたのがフィリピの信徒への手紙だと言われています。パウロが獄中にいる間フィリピの教会の人たちから支援されており励まされたのです。そして、どんなときにでも共に居て下さる神さまへの喜びと感謝の思いを表しています。もちろん、常に喜ぶことは大事なのですが、「主において」というのは、「神さまから命・健康・生活」を与えられていることへの「感謝の思いを持って」という意味が込められています。
私たちも神さまからの恵みによって喜びの中に生かされていることを振り返り「感謝しましょう」と言うことなのです。私たちは子ども達の笑い声が聴ける平和な環境の中で暮らしていますが、それを「あたり前」と見過ごさず「喜びの中で生かされている」事への感謝を忘れないようにしていきたいです。