暑中お見舞い申し上げます。このところの暑さで気持ちに余裕がなくなり、「ゆったりと」とはいきませんが、そんな時だからこそ、意図的に五感で味わう体験を通して、楽しく暑さを乗り切りたいものです。
8月の聖句は「人にしてもらいたいことは何でも、あなたがたも人にしなさい。」(マタイによる福音書7章12節)です。聖書の黄金律と言われる、この御言葉は人に対するキリスト教的な愛のあり方を示しているのです。私は子どものけんかの仲裁に入ったときに、「お友だちにされていやだと思う事は、お友だちにもしないでね」と、よく言ってしまいます。これは逆から言えば、「人にしてもらいたいことは何でも、あなたがたも人にしなさい。」です。この聖句どおりにその優しさを他の人に返す事によって、それは、お友だちが喜ぶ事や嬉しい事をする事で仲良くなれる。つまり仲なおりができるのです。「人を愛し受け入れる」体験を積み重ねていく事で人の優しさを感じ、心が楽しさや嬉しさで満たされ、過ごす日々がかけがえのない満足感で満たされるようになるのです。「イエス様が私たちを愛してくださったように、私たちも互いに愛し合い、仲良く助け合う」このようにして、「ゆったりと」した気持ちになれるのではないでしょうか?そして、相手からしてもらって嬉しい感謝の気持ち(ありがとうの心)を持って、全てのものを大切にする優しい心が育つように。と願っております。
今年の夏は、ことのほか暑さが厳しいです。工夫して日々を楽しい生活を心掛け、夏ならではの遊びを経験し心おだやかに過ごして欲しいと思っております。