新年度がスタートして2ヶ月余りとなりました。子ども達は、新緑の桜の木の下で、砂の中の光る小石をみつけては、「ダイヤモンド」と喜んだり、虫や草花を見つけ瞳を輝かせたりしながら、色々なものを「見つけ」、命と出会っています。この経験によって、発する言葉の上でも成長が見られ、以前にも増して、心の広がりや深まりを感じさせてくれます。
聖書はイエス様がご生誕前の旧約聖書と生誕後の新約聖書があります。それを併せて聖書と言います。旧約聖書の創世記1章は「天地創造」から始まります。神さまは天と地をお創りになった。一日目に「光あれ」と言われ闇と光が分けられて昼と夜ができました。二日目に大空が造られ、天と地に分けられ空間ができたのです。三日目に海の水が退いて陸が現れ、魚・植物・動物のそれぞれに生きる場所が備えられました。これが聖書の神さまの天地創造の業です。そして、ついに六日目に人間が創造され、「神にかたどって人が創造された。」と記されております。その日の終わりに「神はお造りになったすべてのものをご覧になって、『それは極めて良かった。』と喜ばれたことも書かれています。神さまは自らの創造の業に満足なさったと分かります。神さまが混沌していた世に秩序を与え、闇に光を与え、すべての被造物に命を与えて下さり、その最後に、この世界を見渡した時に発せられたのが「それは極めて良かった」の御言葉で、すべてのものは何ひとつ無駄な物はないと示されているのです。
ですから、私たちひとり一人が、かけがえのない存在です。にもかかわらず、今や戦争によって、苦しみ・悲しみの中に置かれている人々が数多くいます。
このような人々に光が差すように願わずにはいられません。今戦争の渦中にはいない私たちが何をすべきかを神さまから問われている気がいたします。
ご一緒に「世界の平和・平安のために」祈りを合わせていきましょう。