年明け早々、大きな地震や航空機事故などで心の重い年明けとなりました。能登地方の皆様にとっては本当にお気の毒で言葉になりません。13年前の東日本大震災の事を考えると何をどうしたら助けになるのかを考える日々です。私の行っている教会では募金が始まりましたし、何かお役に立つことがあればと願う気持ちでいっぱいです。保育園の子ども達は寒さに負けず元気に外で遊ぶ姿があります。今は「お店さんごっこ」の準備で小さい手を動かしながら、おにぎり・アイス屋・ハンバーガー・だんご・ジュース屋さん・くじ引きや・その景品づくり等を考えて製作してその日を楽しみにしております。(1月25日現在)
2月の聖句は「喜ぶ人とともに喜び、泣く人と共に泣きなさい」です。ローマの信徒への手紙12:15
13年前の東日本大震災の時に私たちが絶望的な状況の中、「私たちと共に泣いて下さった」多くの方々が居たからこそ…あの時を思い返すのです。直接に何かをして頂いたこともたくさんありましたが、絶望の時に大変さを分かって下さった、話を聞いて下さった、寄り添って下さった方々が居たことで私たちは大きな希望が与えられたのでした。困っている時は物を分かち合う事も大事なのですが、嬉しかったのは気持ちを聞いて下さり、優しい言葉を頂いたことが慰めとなり希望へと繋がったことを感じたのです。
その心は一方通行ではなく「共にある」との安心感、お互いがお互いを受け入れて気持ちをわかりあえたこと、励まし合い、協力し合い他を思いやる心の余裕になったのでした。
まさに、これが神さまの望まれる「愛」の形なのです。
おみせやさんごっこの活動でも、大きなクラスでは自分の思いを出し合い「これにしたい。でも、これもいいね、あれも」と話し合っていた様子…これが大事なのです。そのような中でのお互いに理解し合い方向性を見出して一緒に作り上げる。その過程は4歳・5歳の年齢でも出来ていることに感心させられます。
これから後も色々な形で気持ちの「わかちあい」「わかり合い」を経験することになると思います。
小さいながらの心の育ちを応援しながら、わたしたち大人もお互いの心を分かち合いや助け合いを大切に、震災の援助方法や世界の平和について考えて行けたらと思います。
立春も間近ですが、まだまだ寒さが残りそうです。どうぞ、保護者の皆様もご自愛のうちにお過ごし下さい。