園だより3月号

立春とは名ばかりでまだまだ寒さは続きそうです。春の訪れが待ち遠しく感じられます。
しかし、トルコの大地震の甚大な被害に心が痛み「寒い」などとは贅沢な…神さまにトルコに温かな救いの手をと…祈らずにはいられません。
いよいよ５歳児は卒園の時を迎え、他のお子さんは進級の時をむかえました。
たくさんの事を経験し心身共に大きく成長した皆さんに拍手を贈ります。
今月の聖書の言葉は３月の卒園とこれからの新しい歩みの導きにふさわしい聖書の言葉なのです。旧約聖書　ヨシュア記　1章9節
「わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない、おののいてはならない。あなたの神、主が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。」
（主の祝福が豊かに与えられます様にと祈ります。）
この箇所は、ヨシュアという人物が仲間たちとともに新しい土地への境界線となる川を渡ろうとするときに、神に語られた言葉です。彼はそれまで大群衆を率いるモーセという偉大な先輩と共に歩んでいました。モーセは死んでいなくなり、自分がリーダーとして残されて、これから自分に何ができるのかという不安の中にありました。しかし同時に、目の前の土地は長い間待ち望んできた場所でもあって、ついにここまで･･･という喜びもあり複雑な心の状態だったようです。
しかしその中で一番大きかったのは、自分が、この大群衆の中でどのようにやっていけるのかという、不安だったのではないかと思います。
私たちも新しい出会や生活を前にすると何かと不安な気持ちになります。新しい環境にどのように馴染むことができるだろうか？自分は受け入れられるだろうか？そんな私たちの心が強くなれる言葉なのです。その後に続く「強くあれ。こわがるな」「なぜなら、神であるわたしが、あなたと一緒にいるからだ。」新しい生活に入るとき神さまが共にいて力を与え、守り導いて下さる。という事を聖書は語っているのです。
岩沼保育園の子ども達は神さまがいつも守って下さっている事を知っています。信じて進むことの大切さ、ありのままでも良いという事を…。ですから、その姿に、優しい眼差しを向けて成長を見守り、お子さんに合わせて待って下さることを、お願いしたいと思います。