新しい年を迎えました。お正月とは人とのふれあいの時であるのかもしれません。「あけまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。」等と挨拶を交わし、いつもとは、ちょっと違った、生活体験を通して子ども達は本来の日本の文化に触れることが出来るのです。
また、その体験の積み重ねが楽しい思い出として残るのですが、私のお正月は物心ついた頃から正月は家の掃除をして、準備を手伝い、そして正月3日間の外出は許されず、家族と共に過ごすことを強要されていたので、あまり楽しい思い出ではありませんでした。年の節目としてどのような形で心に残してあげられるかは、私たち大人の責任であるように思えるのです。嬉しいことに、日本には四季があり保育園でも様々な自然の事象や遊びの経験を通して子ども達の心に感動を与えることができ、節目も分かりやすく伝える機会があります。
お正月遊びや、雪遊び、寒さの中でのふれあい遊びなど、冬ならではの体験を楽しんでいきたいと思います。
今月の聖句は「一緒に喜んで下さい」です。ルカによる福音書15章6節
この箇所は 聖書の中にあるイエス様のたとえ話です。「あなたがたの中に、百匹の羊を持っている人がいて、その一匹を見失ったとすれば、九十九匹を野原に残して見失った一匹を見つけ出すまで、捜し回らないだろうか。そして、見つけたら、喜んでその羊を担いで、家に帰り、友達や近所の人々を呼び集めて『見失った羊を見つけたので、一緒に喜んでください』と言うであろう」と記述されております。
羊飼いはイエス様であり羊の群れは私たちひとり一人です。道に迷った時、悩み苦しみにある時、最後の一匹までを探し出して助けて下さるのがイエス様なのです。迷いや、弱さから解き放ち喜びに変えてくださることを信じて、新しい年も希望を持って神さまの愛を伝えていきたいと思います。
子ども達は「かくれんぼ」遊びが大好きです。探す喜び、また、一生懸命探すことを通して、隠れている自分を探してくれる人の気持ちに気づくのです。見つかると今度は鬼になりたいと順番を心待ちにして、見つける子、見つけられた子が「見つけた」「見つかった」と肩を抱き合って喜び合うのはイエス様が願っている姿なのです。
今年も皆様と共に多くの喜びを分かち合い、伝え合いながら、心豊かに過ごして参りましょう。