園長
志子田 雪子

園長先生より

「心かよわせて」

今年は異常気象による暑さかと思えば、早々と台風襲来、線状降水帯による大雨、洪水・土砂崩れなど、次から次へと襲う天災的気象に心が滅入ってしまいそうです。追い打ちをかけるようにコロナ感染症の拡大、まん延防止重点等措置に引き続きの2回目の緊急事態宣言と気の休まらない日々が続いております。お散歩も遠出できず、色々と活動が制限されそうで申し訳ない気持ちです。
でも、不思議と子どもたちは園内で楽しみ方を見つけて遊んでいます。私たち大人には考えられない位のアイディアマン。その都度考え・行動し・時には失敗しながらも学んでいるのです。
子ども達の知恵には凄いと思う事がたくさんあり驚かされます。
ひとり一人に神さまから与えられた賜物(個性)を携えているのですが、それぞれの持っているものは違っても、知恵と力が合わさり、遊びをより楽しく面白いものに変化させていけるのです。
フレーベルは保育環境の中に埋め込まれている学びの要素(自然物・楽しさ・おもしろさ)は神さまのGift(プレゼント)でありそれが学びの力となっていくと説いているのです。
先日、高校野球で東北学院が初めて夢の甲子園に行き1回戦で勝利を収め大喜びでした。
しかし、それもつかの間、残念なことにコロナ感染症の発症の為に、悩んだ末試合を辞退することになりました。理由は「プライバシーを守るため…罹った選手の将来への影響を考えて」とさすが、キリスト教精神を基本とする学校のありようだと感心をし,とても嬉しく思いました。聖書の中にたとえが示されています。4 「あなたがたのうちに百匹の羊を持っている者がいたとする。
その一匹がいなくなったら九十九匹を野原に残しておいて、いなくなった一匹を見つけるまでは捜し歩かないであろうか。5 そして見つけたら、喜んでそれを自分の肩に乗せ、6 家に帰ってきて友人や隣り人を呼び集め、『わたしと一緒に喜んでください。いなくなった羊を見つけましたから』と言うであろう。ルカによる福音書15章4~7との言葉があります。九十九匹を犠牲にしても一匹を護ろうというイエス様の愛の精神なのです。他の学生たちも「夢の甲子園で1勝できた思い出を大事にしていきたいです。」と言い、私は同郷人としてとっても立派だと東北学院を誇りに思いました。
今月の聖句「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい」ヨハネによる福音書15章12節
これも等しく愛の精神。どんな事があっても人を憎んだりせず赦しあってお互い愛し合いなさい。
人を赦すというのは簡単なことではありません、人間のエゴイズムが優先するからなのです。
「愛する」とは自分が良いと思う事を相手に押し付けるのではなく相手の立場に立って心をかよわせて相手を理解しようとすることなのです。
感染拡大が心配される現在、だれが罹ってしまっても仕方ない状況の下にあります。みんなで気を付けるのは無論ですが、罹ってしまった方を温かく見守りつつ注視し、みんなで協力し合って拡大防止に努める姿勢を忘れてはならないと思います。

What's new

楽しかった夏の思い出

State of Nursery

今月の予定

Schedule for this month

9月

 1日(水)  
 2日(木)  
 3日(金) 体育指導
 4日(土)  
 5日(日)  
 6日(月)  
 7日(火) 防災・避難訓練
 8日(水)  
 9日(木)  
 10日(金) 誕生会
 11日(土)  
 12日(日)  
 13日(月) 身体測定 体育指導
 14日(火) 身体測定
 15日(水) 身体測定
 16日(木) 就学児健診(岩小)
 17日(金)  
 18日(土)  
 19日(日)  
 20日(月)  
 21日(火)  
 22日(水)  
 23日(木)  
 24日(金)  
 25日(土)  
 26日(日)  
 27日(月)  
 28日(火)  
 29日(水)  
 30日(木) 未満児運動会ごっこ(雨天延期)